皮膚病に蝕まれる季節

 昨年の十二月から清掃のアルバイトを始めてから早一年。週三日の勤務でも九月には扶養の範囲を超える勢いで、急遽今年いっぱいは週に一度しかシフトに入ることが出来なくなった。

 貯金も数十万はあり映画に読書と暇つぶしには事欠かないのだが、困ったことに運動不足+乾燥する季節によって皮膚病が悪化した。俗にいう”アトピー”というやつだ。

 幸い母の努力もあってか二歳半から脱ステロイドを開始し、五歳時には完全に脱ステしたのでシーツが血まみれになる程ではないのだが、手と膝の裏は常に荒れている状態だ。夏場は皮膚の表面が剥がれ落ちる(俗に言う粉)程度で済むのだが、冬は枕やシーツに血の斑点がつく程度には荒れてしまう。

 今年の頭~三月中旬のピークタイムはどうだったかと言えば、数か月ぶりの収入により再開した名画座巡りとアルバイトに忙しいばかりに皮膚病に対して構っている暇もなく、万歩計アプリで20~30万歩を記録する程度には歩いていたのでかなり睡眠のペース、質ともに良好な状態を維持することが出来た。

 最近はどうかと言えば、アルバイトでさほど歩かない業務に割り振られた→シフトの削減とかなり運動量が減り、名画座巡りも九月のシネマヴェーラ渋谷による『素晴らしきサイレント映画Ⅱ』を四作品を除いて全て観たのとラピュタ阿佐ヶ谷東映時代劇にピンク映画特集のレイトに通い詰めた反動でかなり萎えている(といっても新文芸坐の二本立てや有楽町シネマの若尾文子映画祭にはそこそこ通っているのだが)。

 ニートが行う運動補給の一つとして定番な”筋トレ”でもやってみるか。それにしても早く日が落ちるのには参ってしまう。今日は16時すぎに目覚め、18時頃まで録画したバラエティー番組(探偵ナイトスクープや勇者ああああ等)を消化、冷凍パスタをチンして食した後少し体がだるいので布団に入り、ノートPCにてフリッツ・ラングの『M』を視聴。20時半に風呂に入った後夕食をとり、22時から『クイズ脳ベルSHOW』を母と視聴。23時から現在までネットサーフィン......

 

 どう考えても遅くとも2時までには床に着き、10時くらいには目覚めた方が良い。午前中は散歩しながら読書をするのが望ましいが、こうも雨続きな上に寒いとそれすらも億劫で仕方がない。夕方から夜にかけては名画座で過ごすにしても、午前中に掃除や洗濯は済ませておきたいものだ。

 教習所にでも通うか、どうせ暇だし