入院生活62日目 『物語のディスクール』が届いた2021/8/21

 3時~4時頃 目覚める。小一時間ぼ~っとしていたら再び入眠に成功。

 5時30分 起床。薬を飲む。なんかニコ生開いた気がする。

 7時 朝食前の脱糞ルーティーン。髪を切りたい。『マルクスのために』を読む。

 8時 朝食。メインは鶏肉とキャベツの中華スープ。今日はちょっと豪華かな。

 10時 LDLアフェレーシスに呼ばれる。急いで脱糞。朝食のヨーグルトのおかげでかなり便は安定しているのだが(入院当初は水便が数時間毎に出続けていた)、いつも午前中に数回に分けて出るのでシャワーであったりリハビリであったりと何かしらの用事と被る。しかし天国は待ってくれても便は待ってくれないのである。

 10時15分 透析室着。『生の短さについて』を少し読むもダウン、透析中は本が重い(物理)のでたけしのANNを聴きながらHSBG。スマホを持つのも少し重いので横になって大人しくしていた。

 12時45分 昼食。毎週土曜は『座王』を昼に観るのがルーティーン。メインはかき揚げ、塩分制限をしているとしょうゆがついてくるかき揚げと天ぷらは大当たりなのだ。

 13時 母からの荷物が届く。メルカリで買った『ゴダールに気をつけろ!』と水声社にメールで直接注文してゆうちょダイレクトから郵便振替5500円で購入した『物語のディスクール』とマスク歯ブラシ等の生活雑貨。

 別に住所を病室にすれば直接荷物は届くんだけど、あんまり病院に手間をかけたくないというのがある(結局母から荷物を受け取り運ぶのは看護師なのだから今考えたらむしろ余計に手間をかけているのでは? あれ?)。レンタルWiFiと壊れた換えのイヤホンは流石に病室に配達したけども。SONYの『MDR-EX650AP』をメルカリで並行輸入新品¥3900で購入した。前モデルはマイクなしでかれこれ5年は使っていたと思うんだけどここ数か月使いっぱなしだからか断線してしまった。イヤホンはSONYが板。

 しかし入院してから家族の大切さを知る。以前急性アル中で緊急入院した「一人でやってきたんだ」が口癖の独身爺さんは本当に不便そうだった(生活上の物理的な面で)。

 彼はスクーターを駐輪場に停めたまま入院して数日経っているようで、誰か連絡のつく家族なり友人なりが居れば引き取りを頼めるんだろうけど結局そのまま退院していった。初日に医師の「今は何年何月何日ですか?」という問いに「2500年......」と答え始めてエルシャダイかよって。いや本人はマジだから笑えないんだけども。

 で、なんか裁判所に資料を提出しなきゃいけないだとか仕事を探さないといけないだとかで揉めに揉めてふらふらながら強引に四日くらいで退院したんだけどスクーターで帰るつもりだったみたいでタクシー呼ばれて帰ってった。いや普通に駅で降りてスクーターで帰ってったんだろうな。俺でもそうするよ、金ないならなおさら。金と仕事がないとおちおち入院も出来ない世知辛い大人の世界、いやや~。

 やっぱり緊急時に身体が一つしか動かせないというのは致命的で、歳を重ねればなおさらである。しかし家族の大切さ(アイテムとしての重要性?)に気が付いた時にはもう遅いんだな、いや離婚とかそういうのも色々あるんだろうけど大人になるって面倒だなと。大人になりたくないけどどっかでならないとどっかで積むんだよね。誰もその積むポイントを教えてくれないのが人生。『天国の南』をまた借りよう(一ページも読んでない)。

 16時 『モンキー・ビジネス』を観る。

 18時 夕飯。鶏肉とあんかけの中華スープ。今日はコンソメデーだな。

 20時 放送大学の単位登録。前期の成績は全部Aで一安心。

 21時 この記事を書き始める。この後映画ノート書いて薬飲んで寝る。