ドライヤーの『奇跡』を観た 2020-12-8

 14時 起床。10時間は寝たかな。NHKラジオ第二仏語入門を聴くも頭に入って行かない、何かしらを口にしないとダメだな。

 15時『月曜からよふかし』を観ながらビーフンを食す、『かまいガチ』『有ジェネ』等を観た。

 17時 カール・Th・ドライヤー『奇跡』を観るが俺なんぞがここで本作について語れることは何一つない。語るのを許さない映画もたまにはいいもんだ、疲れるけども。

 19時30分 入浴からの飯。

 20時『さんま御殿』視聴。

 21時『世界仰天ニュース』視聴。

 22時『脳ベルSHOW』視聴。

 23時 ネットサーフィン開始。日没が早いともうテレビ観て一日が終わってしまう、いや関係ないか。1月の教習所まで英気を養うとして今月はもうひたすら寝ることにする。睡眠以外のことは全部大したことない。

『やさぐれ姉御伝 総括リンチ』『怪談昇り竜』観た 2020-12-7

 8時 起床。2時過ぎに寝ていつだかに手を掻きむしって一度起きた、あれはなんだったんだ。爪を切りたてだったので傷は浅く済む。

 9時 寝具一式を洗濯機にかけてトーストを紅茶で流し込む。ビーフンだけだとエネルギーが足りない気がするんでパンがちょうどいい。本当はピーナッツバターを塗るとかなり栄養バランスが良くなるんだろうけれどナッツアレルギーなんで無理、フルグラ等もダメなので栄養コスパで損してる。しゃーない。

 10時 家の掃除。クイックルワイパーがけ→掃除機がけ、洗濯が終わるまでのいい暇つぶしになる。寝具一式を干す。『ガキ使』観た

 11時 NHKラジオ第二仏語入門を聴く。

 12時 ひたすら眠い、トーストのせいだな。

 14時 昼寝から目覚める、仏語入門を聴く。

 15時 やっとこさビーフンを作って『勇者ああああ』を観ながら食す。

 16時 新文芸坐へ出発、ちょっと暖かい。

 17時『やさぐれ姉御伝 総括リンチ』上映、狂った鈴木清順みたいでひたすら楽しい、やたらおっぱい出てくるオープンニングの殺陣からもう丸出しなんだから。肩の墨出すついでにおっぱい出して親分を嵌める為に自ら脱いでと脱ぎまくる姉御。クライマックスの合戦の連帯感は全員おっぱい丸出しだからこそ生まれるのか? どんちゃんやって血まみれになって夕陽を背に立つ姉御と駆け寄る丸出しの娘たち__しかし大量のおっぱいがありながら貧相なのが一つもないんだなこれが、乳首は三者三葉で楽しいが決して汚くはないと、いやぁ、おっぱいって本当に良いものですね〜。

 19時『怪談昇り竜』上映、先程の一本とは打って変わってまとまった物語が始まるんだがショットはバッチしキメてくる、オープニングの挨拶からの姉御になった梶芽衣子のカッコ良さったらない。クライマックスの合戦はかなり女優の剣捌きが甘いが障子を突き破ってくる男等の技法でカバー、映画監督はこういうのを全部選択した上に責任を負うんだから大変だなと。ラストの決戦はバチバチにショットがキマる、なるほど演技がダメならショットでキメてしまうのもありなのか。ただただ梶芽衣子がカッコよかったな。

 21時30分 入浴からの飯。

 22時『脳ベルSHOW』視聴。

 23時 ネットサーフィン開始、久しぶりに名画座に行ったといっても確認すると一週間も経っていなかった。今はまだ大して映画を見ていない駆け出しの映画青年だけれども、数十年後も変わらず名画座に通い続け適当な仕事をこなしつつ独身中年子供部屋おじさんになっていたりするんだろうか。映画だけに詳しいオタクになるのもなんだかな、いやそんな才能もないだろうな飽き性で普通にくだらないテレビもネットもやるもんで。

 明日も適当に昼過ぎまで寝て起きてビーフン食って映画と録画したバラエティ観て風呂に入って飯食って脳ベルSHOW観てネットして、そのまた明日も......バイトがある日は朝昼がバイトになるだけで夜は変わらずテレビとネット、まあそんなもんか。振り返ればもう数年前からこんな感じで変わったといえばネットする時間が名画座に少し置き換わっただけでひたすら楽しいことしかしていない。それでいいか。釈迦が説いたように全てに実体がなく無ならば少しでも長く笑うか寝るかしてた方がいい。

『みんな〜やってるか!』を観た 2020-12-6

 12時 起床。今日はマラソンTVタックルが休みなんで『スクール革命!』を観ると中々面白い、もう小学生の時分から観ているけれどリニューアル後も安定して面白い。

 13時『噂の東京マガジン』 を観る。

 14時『ザ・ノンフィクション』を観る。トレーラーハウスで放浪して暮らす二人の青年を追うんだがなんともまあつまらない、ゆるい生き方自体はもう新しいものでもなんでもない上にドラマチックな演出もないので退屈で仕方ない。自由を謳いながらも片方がマンション持ちの彼女と結婚の話が挙がるとやっぱり一人だと元気が出ないだの出て行かれると困るだのとうだうだ言っている、縛られてるじゃんってね。

 昨日の23時くらいにNHKで『ひきこもり文学』という番組がやっていたけれどあれも酷かった、文学でもなんでもない取るに足らぬひきこもり‘‘らしき‘‘ポエム発表会にはもうこちらが恥ずかしくなってしまう、バルザックは真の意味でひきこもり文学とやらを体現してみせたというのに。NHKの番組は歴史の解説や海外の輸入ドキュメンタリーといくつかのバラエティは大変見ごたえがあるものの極端にマイノリティのみで凝り固まった討論番組は本当に見るに堪えないものが多い。ダメなんだな孤立しては社会にぶつかっていって孤独にならなきゃ、その風通しの悪さが画面越しですらありありと感じられる。しかしこれは耳が痛いな俺は孤立してしまっている訳だから。

 15時 適当にニコ生の録画かなんかを観ていた。

 16時 図書館へ。返却したもの

汚れた血』『ポンヌフの恋人』『評伝ジャン・ユスターシュ』『生誕101年 「カミュ」に学ぶ本当の正義―名作映画でたどるノーベル賞作家46年の生涯―』

 借りたもの

『みんな~やってるか!』『奇跡』(カール・Th・ドライヤー)『ひきこもれ』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

 17時 入浴からの飯。最近は寒すぎるんで帰宅後即風呂を沸かすようにしている。

 18時『みんな~やってるか!』を観る、これがとんでもなく面白い、一番笑った映画だろうなたけしは本も映画も声を出して笑ってしまうんだから凄い。たけしはサイレント期に確立された映画の法則をかなり深い所までものにしているように思う、映画自体に物語性があるのではなく積み重なったシーン、ショットのみがそこにあるのであって映画は語るものではなく見せるものなんだな、もう笑ったね『3-4x10月』は映画映画していて楽しいけれどこちらは凄い座頭市と特撮をおちょくった上に映画そのものをネタにしてるんだから。VHSデッキを修理して本当に良かった。

 20時『THE MANZAI』を観る。中川家おもしれ~

 22時『有吉eeee』を観ながらくつろぐ。

 23時 ネットサーフィン開始、最近あまり名画座に行けていないけれどまいいんだ節約にもなるし寒いし。明日は午前中にちゃんと起きたい。

『サムライ』を観た 2020-12-5

 基本的に日記はタイムラインを逐一刻むようにしてスマホに入力し0時前後に投稿というのがサイクルであったが、最近は寝る直前になんとか拙い記憶力から昨日の晩御飯を思い出すかのようにしてつけているのでもう飽きているんだろう。惰性というよりかむしろボケ防止に近いこの行為に大した目的はなく、それは読書は本を読む為に読むことが推奨されているように、日記もそれを綴るただその一点のみに価値があるように思う。一時の快楽でなければ知的遊戯でもない、その原色を貫いた日記にこそ価値があると私は信じている。インターネットに浮遊する時たま竿に引っかかっては決して持ち帰られることのない名もなき雑魚こそ礼賛すべき対象なのだ。

 12時 起床。暗黒放送の録画を流しながらHSBGをし目を覚ます。

 14時 昼食、炊飯器チキンライスを食す。

 15時『チコちゃんに叱られる!』等のテレビタイム、こいついっつもテレビ観てんな

 17時 録画していたメルヴィルの『サムライ』を観る、これがバチバチに面白い。喋らず語らず短い映画、『死刑台のエレベーター』と本作は何度でも観られる、映像で語りスワイプスワイプで繋げていくスピード感、面白い映画程語るべき言葉が見つからないものだ。説明しないこと、そしてそれらを繋げること__録画は消さずに残しておく。

 19時 入浴。なんかテレビを観ていた筈。なんだ? 思い出せない。

 21時『IPPONグランプリ』を観る。

 22時『情報7Days』を観る。

 23時30分『お笑い向上委員会』を観る。

 0時『さまぁ~ずリゾート』を観る、ニューカレドニアか南仏は一年中気候が安定しているので皮膚病とかなり相性が良いらしいんでそれらに行くのが夢ではあるかな。もう死ぬまでそこに居られたら__その時になって初めて、いやその時というのは振り返ればもうすぐ目の前まで来ているのかもしれないが__映画を、読書を軽々と捨てられるものだろうか? いや、捨てるんだろうな。ランボーが捨てたんだから人はそんなもんなんだ、落語くらいだなあれは普遍だから。

『ポンヌフの恋人』を観た 2020-12-4

 12時 起床、特に何もせず目覚めを待つ。

 13時 豚丼をレンチンして食しながら『フランケンシュタインの誘惑』ハンス・アスペルガー回を観る。

 14時 ひたすらテレビを観ていたが記憶が定かでない、『ごちうさBLOOM』♯5『そろそろにちようチャップリン』『マツコ有吉かりそめ天国』等いろいろ観ていた筈。

 17時『ポンヌフの恋人』を観るが痒いんで中断し入浴。

 18時30分 再開、花火と水上バイクとホームレスの転落はVHSを貫通する美しさ、アレックスが燃やすポスターはゴダールの『女と男のいる舗道』のカリーナを意識して作成されている、成程ゴダールとは違った形でドライヤーへの愛を表現してみせたのか。

 それにしても『ポーラX』と本作の間に一体カラックスに何があったんだ? 本当にそれらはかけ離れたもので単に少年少女を大人の男女にしたんでは説明出来ぬ溝がある、新文芸坐辺りで二本立てをやって欲しいものだ。

 20時 『マツコ有吉かりそめ天国』を観ながら夕飯。

 22時『脳ベルSHOW』視聴。

 23時 ひたすらYoutubeで『北野ファンクラブ』の録画を漁る。

 0時 談志の『短命』『寝床』を聴く。このままひたすら特になにもせず生きていければ、贅沢を言うと実家を出て主夫なりなんでもいいから睡眠と健康を第一にだらだら死ぬまでやっていくのが理想でそれ以外のことは大したことない、健康に勝るものなし。

VHSデッキを気合で修理して『汚れた血』を観た 2020-12-04

 7時 起床。『おはスタ』を観ながらグレープフルーツとみかん二個を紅茶で流し込む。なんだかやけに食欲があるな。

 8時 出勤。何一つ変わらない作業をこなす。

 12時 昼休憩。一旦帰宅し『新・座頭市Ⅰ』最終回を観ながら牛丼をレンチンして食す、中々面白いがケツの数分を観ていると間に合わないので中断。

 16時 帰宅。座頭市の続きを観る、碁の待った待たぬで斬られた父の仇討ちを志す浪人と、彼が親友の倅なだけに自分の命も惜しいが彼の命も惜しいと逃げまわる親分。

しかし勝手に子分が浪人を斬ってしまい、親分は彼の女の元へ敵を討つならかかってこいと詰め寄る。市が手を貸し親分は女に刺され倒れる。そして市が子分を斬って終__これが本スジなんだがこれだけ追うと面白くもなんともないな。しかし藤岡卓也演じる訳アリの医者が素晴らしく、浪人に人情をかけるもただの仇討ちヤクザ、それも碁の待った待たぬが原因と知や否や人間の屑とまで吐き捨て去って行く義理と人情を体現したような男。義理も人情と同じく重いものなもんで。少し調べると藤岡卓也は山本薩夫

座頭市牢破り』に出演しているらしいんだが見事に記憶から抜け落ちている、ラストミニッツレスキューを終えた市の「また大地を血で染めてしまったな」「それでも村に○○さんが必要なんでしょう」のシーンは強烈でもうガーンとやられたね今でも鮮明に記憶している。そうか撮影が宮川一夫だったのか、あの山中に立つ市がバッキバキにキマっているんだよな。

 17時 埃まみれのVHSデッキをボロ布で拭く、分解すると内部もかなり汚れていたんで乾拭き。テープを入れると中に嵌らず吐き出されてしまう故障は調べてみるとかなりありがちで、センサーが汚れているだけなら掃除で解決ダメなら基盤なんで他に買った方が安いとのことでダメもとでいじくったら直った。分解した状態でテープを挿入し、吐き出されるのを上からかなり強引に押し込みツマミに嵌めるとテープが引き出され無事再生! しかし上から抑え続けないとテープが上に上がってきて砂嵐に。ネジを閉めてデッキとテープの隙間に上手いことつっかえるような大きさに丸めたティッシュをセロハンテープで巻きぶっさすと無事再生。これを取り出してからテープを出さないと確実に壊れるのでこれを忘れなければ問題なく使えそう。

 18時 入浴を済ませて図書館で借りたVHS『汚れた血』を観る。溢れるブレッソンみは楽しいけれども120分は長い、長すぎる。それこそブレッソンなら90分もかけないだろうに。手品披露と腹話術はかなり良いけれど何故こうも長ったるく感じてしまうのだろう、ミシェル・ピコリの占めるカロリーが重すぎるんで二人のアレコレが軽すぎる、俳優のパワーってこういうんでも出るもんなんだな。にしてもカラックスバイク好きだね、自分を人質は笑った。『ポーラX』がどんだけ面白いかを知った。

 20時 夕飯。

 22時 『脳ベルSHOW』視聴。気がついたら23時になっていた、しかし時間ってのは遥か後ろにあると思えばうんと先まで追い抜いてっちゃうんだから嫌んなるね、死ぬまでこれは変わらないんだろうな。

『女であること』国立映画アーカイブで観た 2020-12-2

 14時 起床。昼間に一回起きて気がついたら寝ていた、NHKラジオ第二仏語を聴く。

 15時 豚丼をレンチンして食す。

『あちこちオードリー』『霜バラ』『ごちうさBLOOM』♯4『マツコ有吉かりそめ天国』等を観た。

 17時 国立映画アーカイブへ出発、東京駅から歩いて有楽町のヨドバシへ行き三色ビデオケーブルを購入。

 19時『女であること』上映、久我美子が全てをぶっ壊すやばい映画。増村の『女体』然りメンヘラは見せ物として映えるんだな今も昔も。原節子森雅之の小津ショットがヤバすぎ、百発百中のクレー射撃からの原の親友まで奪っていく久我、裁判が終わり平和が戻ると去る彼女は一体なんだったんだ。アスペも愛着障害も外面的にはかなりエネルギッシュに見えるんで作品映えするがもっと逆のベクトルもありだと思うんだよなそれこそ『二人だけの砦』みたいな。いや違うか。

 21時45分 帰宅しVHSを弄るとぶっ壊れていた。三色ケーブル買う前に動作確認すれば良かっただけなんだけどもなーにやってんだ、テープを入れると勝手に出てきてしまいセンサーを掃除してみてダメならもう無理らしい。しかし近所の図書館はかなりVHSが充実していて渋谷のゲオもVHSコーナーが凄いらしいんで中古のデッキを買うのもありか?

とりあえず明日バイト終わりに掃除してみるか。入浴して『脳ベルSHOW』を観る。

 22時50分『ねほりんぱほりん』をリアタイで観る、祖父が話す昔は全部談合だったと十八番の思い出話がマジだったんだなと。中々面白かった、建築のやり甲斐として作ったものが地図に残るってのはロマンを感じる、それこそ『黒部の太陽』じゃん。熱い。

 23時『WBS』を観ながらVHSデッキを弄る。明日はバイトだ、また皮膚がぶっ壊れて少し治っての繰り返しなんだ。